2012年12月18日火曜日

面倒くさがりと財布の中身


2012年新語・流行語大賞にもノミネートされた「LCC」(格安航空会社)。今後は羽田に進出する可能性もあるとか。

羽田発着枠、基準策定 将来の配分、LCCも可能に(SankeiBiz)

LCCは運賃を安くするために、さまざまなコストを徹底的にカット。機内食も食べたい人だけ食べればいいし、毛布も欲しい人がレンタルすればいい。インターネットで直接予約すれば、旅行会社などに販売手数料を支払う必要もなくなる。わーい、賢い!

となってもいいはずなのに、イマイチ盛り上がるに欠ける。
















一つには、「そんなに安くて大丈夫?」という不安感が考えられる。
「大手エアラインと変わらない安全基準」であり、「運航機材に関しては、新しい旅客機の導入を積極的に進めるLCCが少なくない」。が、資金力がない新興のLCCは、中古機を活用するケースも珍しくないと言われると、俄然不安にもなる。

ビジネスホテルが半額! には飛びつけても、飛行機の値段が半額! には飛びつきづらい。「大手だから大丈夫」と無邪気に信じているわけではなくとも、心理的ブレーキが働く。

もう一つは「面倒そう……」というイメージ。インターネットから直接予約するのはいいけど、JALとANAの時間と値段を比較するだけでも面倒なのに、もっとたくさん調べなくちゃいけないのか……と、後ろ向きな気持ち全開。

でも、「面倒くさい」は結構なくせもので、この感情が優位に働きがちな人はたいてい、払わなくてもいいお金をちょこまか払っている。

例えば、ちょっと調べれば、同じものをもっと安い金額で入手できるのに、調べる手間を惜しんだばかりに、余計にお金を払う。
解約しようと思いながら、スポーツクラブの月会費を延々払い続けてみたり、使っていない携帯電話の基本料を引き落とされてみたり……。ダッシュすれば終電に間に合うけれど、「まあ、いっか」で乗ってしまうタクシーもそう。そして、フトコロは着実に寂しくなっていく、と。

せめて、Google検索だけでも……と調べてみたら、
便利そうな比較サイトがいくつもありました。その手があったか!

mora 国内線航空券 網羅検索ブランド/モーラ


トラベル・ジェーピー


実際の差額を目の当たりにすると、現金なものでLCCのほうを選びたくなる。予定通りに動けず、結局余計にお金を払うことになる罠も潜んでいそうだが、時間感覚とフトコロ事情はまたの機会に。

0 件のコメント:

コメントを投稿