自転車通勤勧める「はてな」 手当2万円、保険費負担…思わぬ効果も
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121209/bsj1212090710001-n1.htm
Sankei Bizでとりあげられていたのは、「人力検索はてな」や「はてなブックマーク」などを開発・運営する、はてなの自転車通勤制度。経費削減と社員の健康増進の一石二鳥を狙い、駐輪場を整備。さらに、月2万円の手当と損害賠償保険費を会社が負担し、自転車通勤を推奨しているとか。
自動車部品メーカーのデンソーが「2.5km以上の距離を自転車で通勤すると、“エコポイント”がもらえる」という制度を導入したり、名古屋市では市の職員が自転車通勤をすると距離に応じて毎月手当が支給されるなどの優遇措置が講じられています。
環境にも良くて、メタボ対策にも役立つと、脚光を浴びる自転車通勤ですが、通勤中に事故にあったとき、誰がどう責任をとるのかという問題もはらんでいるようです。
あと、気になるのが汗&匂い問題。前述のはてなでは本社ビルの隣にあるマンションの一室を確保し、ミストサウナ付き、乾燥機能付きのバスルームを社員に開放しているそう。一方、自転車部品メーカーのシマノでは、従業員用の大浴場が完備されているとか。ただし、当然ながら、こんなに設備が整っている企業はレアケース。自転車通勤中の友達にヒアリングしてみたところ、濡れタオルなどで汗をふきとり、着換えて制汗スプレーあたりがオーソドックスな対処法のようです。
でも、着替えを持ち歩けば荷物も増えるし、周囲への気遣いよりも、面倒くさいが先に立つタイプがいても不思議ではありません。「自転車が好きで好きで仕方がない」とか、「満員電車がつらすぎる」という理由での自転車通勤ならまだしも、いくばくかの補助金目当てとなると……。
いっそのこと、「汗はこまめにふくといいらしいですよ」と、汗ふきシートをそっと差し出すなど、勇気ある行為に対して報奨金を出すというのもセットで組み込んでみるのはどうでしょうか。自転車通勤に限らず、職場で何らかの匂い問題に悩まされている人は多いと聞きます。香水や整髪料のつけすぎ、制汗スプレーの使いすぎなどにも適用。結果、快適な職場が実現できれば、一石二鳥も三鳥にもなりそうです。
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