2013年2月27日水曜日

男女の違いと諜報活動

アサツーディ・ケイが実施した「消費者にとっての新聞・新聞広告の価値についての調査」によると
新聞広告は実は「男性」より「女性」に効果的」ということがわかったそう。


女性が「新聞広告を楽しみにし、活用もしている」のに対して、
男性は「興味がある広告を選んで見る傾向がある」という。

そういえば、実家では朝食のときにコーヒー片手に
先に新聞に目を通すのは母のほうで、
父はお弁当を作り終えた後でバトンタッチ。
トイレに新聞を持ち込み、ささっと拾い読みしていたような記憶がある。

ただ単に、トイレに持ち込まれた新聞を食事をしながら読むのは抵抗がある。
だから、母のほうが先に読み、その後、父に……という、
暗黙の了解があったのかもしれない。

でも、当時見たテレビドラマでは
「新聞を読みながら食事をするなんて!」と叱られるのは、
もっぱら“お父さん”だったこともあって、うちは男女逆転しているなと
思っていた記憶がある。

もちろん、個人差もあるし、育ってきた環境や習慣に左右される部分も大きい。
でも、男女の違いとして、考えかたや行動のパターンを大づかみしておくと、
不要な人間関係のトラブルを回避したり、円滑な人間関係を構築するのに
大いに役に立つ。

フットサルをやっていたときのこと。
男女が半々ぐらいのチームもたくさんあり、
何度か声をかけてもらい、他のチームの練習に参加したこともある。
女性の比率が多いチームほど「ゴール前では一度は女性にパスを回す」ような
“優しさ”を見かけた。

私が所属していたチームはほとんどが男性。
中心メンバーがバンドサークルつながりだったこともあって、
サッカー経験者どころか、運動部出身者もほとんどいない。
せいぜい、中学のときに卓球やっていましたとか、
少林寺拳法やってましたとか、その程度。

3分走れば、息も絶え絶えになるし、
「スーパービギナーズ(初心者の中でも、さらに初心者チームのための大会)
に出場しても、こてんぱんにやられちゃうようなレベル。
「女子だから」という理由で特別扱いされることはあまりなく、
(そんなことをするほど、体力に余裕がない)
それがかえって居心地良くもあった。

練習後はたいてい近所の店に飲みに行き、
そこでは「男子の本音」がバンバン飛び出すのが面白かった。

例えば、「いっしょうけんめい」の基準。
運動が苦手なのはいい。シュートが決まらないのもOK。
足が遅くてもいい。でも、「全力で走ってない」に対する見方は総じて厳しかった。
適当に体力を温存し、交代することなく試合に出続けるよりも、
全力疾走して2分でギブアップしたほうが、
チームにもメンバーにとってもありがたいという。

「女の子って、体力温存しちゃう子多いじゃん」みたいな話になると、
つい自分が否定されたような気持ちになって、異を唱えたくなるけれど、
反論しないほうが面白いことも、そのとき学んだ。

男性もある程度の年齢になると、女性に対してちょっと批判的なことを
言ったばかりに、「そんなこと言うなんてひどい!!」と噛みつかれた経験が
あり、噛みつかれ「一般論だったのに……」と辟易した経験が一度や二度はある。

それだけに男女の対立構造には敏感。
ちょっとでも女性が不機嫌そうになると、すっと話をはぐらかす。
逆に、多少のことでは怒られなさそうとなると、ベラベラ本音を喋ってくれる。
そのなかに、けっこう重要な情報がある。

時には「どうして自腹を切って、どうでもいい持論を延々聞かされるのか……」と
いう気持ちになるかもしれないけれど、そんなときは単なる飲み会なのではなく、
男女の機微に関する諜報活動であると思えば、気もラクだ。












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